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釣歌旅人

47都道府県を弾き語りと魚釣りをしながら周る旅人 「釣歌旅人(ちょうかたびびと)」

   

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【69日目】柄は悪いおっちゃん【愛知県:幸田~名古屋】

今年初の西瓜



朝起きて準備をしていると
昨晩きてくれたえらまじんさんがお手製のルアーを届けてくれた

手作りのルアーというのはすごくぬくもりがあるというか
心がこもっているから釣れる気がする
琵琶湖にいったときに使ってみよう!

えらまじんさん
昨日に引き続きありがとうございました!



そして途中
ルシフェルさんから連絡が入りお会いすることになった

国道1号線沿いで待ち合わせをして食事をとることに



釣りの話などをしながらご飯を食べる
三重県での魚釣りのお誘いを受け
もしタイミングが合えば同行させてもらうことになった

ルシフェルさんはすごくいい声の人でラジオのMCみたい
ダンディな印象だ

たくさんの差し入れも頂いた


ルシフェルさん!ありがとうございました!
もしうまく三重県に行けるようならその時はお願いします!


その後 途中に釣り具屋によって
チヌ専用のルアーを一つだけ購入

そして名古屋市に入った

宿をとるのに苦労した
自転車置き場はないところが多く探すのに時間がかかったけど
格安で泊まれて自転車もおける宿を発見!

Jステーション


3500円の宿です!

ルシフェルさんからもらったカップ麺を食べて
その日は就寝






そして
この日は僕の中で大きな出来事が一つあった






道の駅を出た後
僕は安城市にある温泉をめざして走っていた
昨日は風呂に入らずベタツク身体を洗い流したかった

安城市の住宅街で
横道から折り畳み自転車で現れ

「おう あんちゃん どこから来たんや?これからどこいくん?」

と声をかけてきた

坊主頭にサングラス
テンポのいい関西弁で話をするおっちゃんは
“いかにも”という風貌だ

僕は少し警戒しながらも温泉へ行く事へ伝えた

「なんやお前風呂はいりたいんか?なら風呂かしたるわ!」



柄の悪いおっちゃん
普通ならここで断るところだが
なぜかこの日の僕は断らなかった

もちろん 心の中の疑心は消えていない



「うちはすぐそこやから ついてこい」

2人で自転車を走らせる

「風呂とな 飯も食わしたる その代わりタバコ買うてくれへんかな」


タバコくらいならと思い了承し
ローソンへ寄る

タバコを購入するさいになぜか付属してきた缶ビール


おっちゃんに対する警戒心が強くなる
警戒心が強いのに
なぜか僕はおっちゃんの自宅の玄関で靴を脱ぐ

「玄関のドアは開けたままでええで」

警戒心が少し和らぐ



部屋の中は色々なものであふれていた
LP スピーカー ヘラ竿 ヘラ浮き よくわからない置物
柱に並べてかけられたキーホルダー
ベランダには家庭菜園でできた野菜 金魚 メダカ
おっちゃんの家族らしき写真
とにかくたくさんの物が転がっている

「LP 山ほどあるで 聞きたいものあれば言ってみ 大抵はそろとる」

「ピンクフロイドなんてどや?朝から聞くもんちゃうなぁ」


結局 おっちゃんはクイーンのDVDを再生した


「おもろい書類見せたろか?ほれ」

缶ビールを飲みながら
おもむろに財布の中から取り出した書類に目を通すと





ポリープ切除

日付 9月4日





昨日手術したばかり!!!?
僕はビールなど飲んでて平気なのか尋ねると

「人間どうせ遅かれ早かれいつか死ぬんやから
我慢してる時間がもったいないやん それに今日誕生日やのに我慢したくないわ!」

そう言っておっちゃんは免許証の生年月日を見せてビールを飲むと


「足らんからビールと焼酎買ってきてくれへんか?」





ここで僕の警戒心はもとに戻る
心の中で
(温泉に行くより高くつくなー)
と思いつつ
(まぁ 誕生日ってことだしいっか)
と自分を説得した


お店は道路を挟んですぐそこにある
外に出るとおばさんがゴミ置き場にいた
何をしているのかはわからなかったが
それを見たおっちゃんは急に怒鳴りだしたのを遠目から見ていた



さらに僕の警戒心は増す

お酒を買ってきてから
ご飯を頂く事に


納豆 味噌汁
おっちゃんは野菜をベランダとマンションの外で作っているらしく
そのかぼちゃを頂いた

怒鳴り声を聞いた僕はとりあえずこの場を早くやり過ごそうと思い
ご飯を口の中にかきこむ

箸をおき
約束通りお風呂を借りる事に
入浴中 荷物が気になったが
特に問題はなかった



おっちゃんは自分の実家を地図のアプリを見ながら教えてくれた
息子さんのことも話をしてくれた
奥さんを早くに亡くして
なんでも自分でできるようになったことも話してくれた


何を話すにしても
終始笑顔を絶やさないおっちゃん

心の中にある疑心や警戒心は自然と薄れていくのを感じた

おっちゃんがデザートといって
自分で育てた西瓜を切ってくれた

そして出発
おっちゃんは用事があるというので
途中まで一緒に自転車で行く事になった


途中
道路で車にクラクションを鳴らされると
おっちゃんは大声を出し巻き舌で文句を投げる


僕はなぜかそれを見て笑ってしまった

「誰にも文句言わせず 頭もさげず生きたいだけや」
 


「お前が20代でこうして自由奔放に生きてる
今後 大事なモノができたとき 守るべきモノができたとき
ケジメつけて我慢せないかんときが来るかもしれん

生活するには金がいる 金が必要なら仕事する
更に金が必要な時は出世せなあかん
そのときに人の上にたつ人間がな
怖いものに対してペコペコしとったら下のもんはついてくると思うか?
そんな上司について行きたいって思うか?思うわけないやん
相手がヤクザだろうが誰だろうが

筋は通せ」



おっちゃんが過去にどんなことをしてきた人なのかは知らない
きっと僕が知らない世界を見てきてはいるのだとは思う

30分くらい一緒に走り
おっちゃんとは別れる事となった

最後のおっちゃんの言葉







「悩んだら 自分の心だけには嘘つくな そしたら大丈夫や」
















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無題

  • by NONAME
  • 2014/09/08(Mon)13:12
  • Edit
小説を読んでる感じがしておもしろかったです。
勇気ある体験ですね すごい888

無題

  • by NONAME
  • 2014/09/15(Mon)00:09
  • Edit
なんだその映画みたいな登場人物は!w

釣歌旅人

名前:
空野 大/大五郎
性別:
男性
趣味:
弾き語り/釣り
自己紹介:
福島県会津出身。自然に恵まれた環境で育ち、小‣中学校時代は、魚釣りや川に潜り魚突きに明け暮れていた。高校に入り、友人がギターを始め、興味本位でギターに触れた事をきっかけに音楽を好きになっていく。東京都内で音楽活動をしていたが、一時休止。現在、ネット上の名前「大五郎」として❝ニコニコ生放送❞で魚釣りや弾き語りを放送し、現在は47都道府県、日本一周中。

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